タオルに柔軟剤を使ってはいけない・使わないほうがいいって本当?

衣類をなめらかに柔らかくする柔軟剤ですが、一般的にタオルに関しては使用しないほうがいいと言われています。

この記事では、なぜタオルに柔軟剤を使用しないほうが良いのかその理由を解説します。

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タオルに柔軟剤を使ってはいけない・使わない方がいい理由

タオルに柔軟剤は使わない方がいいのは、

  • タオルの吸水力が落ちることがある
  • 柔軟剤が蓄積し、雑菌やニオイの原因になる事がある

以上の2つの理由です。

タオルの吸水力が落ちる事がある

肌触りの悪くなってきたタオルを柔らかくしようと柔軟剤を使用すると、タオルの吸水力が落ちることがあります

というのも、柔軟剤はタオルの繊維をコーティングすることで柔らかさを出すので、コーティングした分吸水力が落ちるのです。

同じ量の水に「柔軟剤を使用したタオル」と「使用していないタオル」それぞれを同じ様に吸わせてみます。

着色水の上にタオルを同じ時間置き、どかしてみると…

タオルに柔軟剤を使わないほうが良い理由

左:柔軟剤使用 / 右:柔軟剤不使用

左の方のトレイには着色した水がまだ残っているのがおわかりになるかと思います。

そして右の柔軟剤を使用していない方のトレイには着色水が残っていません。

右のタオルの色水が発色良く、そしてタオルの広範囲に滲みているように見えるのは、実はタオルに着色水が染み込んでいないからなんです。

吸水力が落ちると、しっかりと拭かないとならなくなりますね。

しっかりと拭くという事は、お肌や髪の毛に対して摩擦も増えるという事になってしまうんです。

柔らかさを優先させるか、吸水力を優先させるか、悩ましいですよね。

柔軟剤が残ると、不快なニオイの原因になることも

そして、柔らかくしようとしたり、柔軟剤の香りを長持ちさせるためだったり、タオルの生乾き臭を防ぐために、柔軟剤をたっぷり使用すると、また別の問題が。

お洗濯で落としきれなかった柔軟剤が、長期間タオルに残り蓄積され、柔軟剤の成分が雑菌の栄養源になり不快なニオイの原因になることがあります

タオルに柔軟剤が残りやすい理由は、タオルの繊維が柔らかく、毛羽立っているから。

柔軟剤に含まれる成分は繊維に沿ってコーティングされます。

そのため、毛羽立った繊維は柔軟剤の成分を受け止めやすく、コーティングされた繊維の間に残りやすくなるんですね。

さいごに

タオルに柔軟剤を使わないほうが良いと言われている理由を解説しました。

とはいえ、お気に入りの香りに包まれたい方もいらっしゃるかと思います。

その場合は、少し控えめにお使いになると良いかも知れませんね。

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