春が訪れると、ぽかぽか陽気や桜の開花、新生活など希望に満ちた明るい気持ちになる方がいる一方で、花粉症の方にとっては厳しいシーズンですよね。
花粉との接触機会を減らすことは、症状を抑えるために大切。
ツルツルした服を選んだり、お洗濯物を屋内に干すなどの工夫はすでにされている方も多いと思います。
この記事では、タオルでできる花粉症対策と花粉シーズンのタオルのお洗濯について紹介します。
タオルを使った花粉症対策
タオルを使った花粉症対策を紹介します。
蒸しタオル
熱いお湯で濡らしたタオルを顔にあてて、蒸気を浴びる方法です。鼻詰まりやのどの痛みを和らげる効果があります。
マスクの補助
ミニタオルを折りたたんでマスクの内側に挟んで使用することで、マスクの密閉性を高め、花粉の侵入を防ぎます。
花粉を取る
タオルはすべすべとした素材や生地と比べ、花粉が付着しやすい特徴があります。
タオルを水に濡らし強く絞った後に、窓やテーブル、床などの表面を拭き取る・絨毯や布団などで滑らすように移動させる・衣服やマスクなどの表面を軽く拭く、以上の方法で花粉をタオルに集めます。
ハンカチ代わり
外出時にタオルを携帯し鼻水や汗を拭くことで、花粉やアレルゲンを口や鼻に付着させるリスクを減らします。
花粉症対策とタオルのお洗濯について
花粉のシーズンはお洗濯物を外に干さないほうが良いと言われています。
これはすでに実践されている方も多いのでは。
特にタオルは他のお洗濯物よりも、花粉が付着しやすい特性があります。
そしてタオルは花粉症シーズンに出番が多くなります。
外出から戻り花粉を落とすために洗顔やシャワーを浴びる機会が増える方は、同時にタオルを使用する機会も増えますよね。
そのため、花粉シーズンのタオルのお洗濯はかなり重要なのです。
この章では花粉シーズンのタオルのお洗濯についてお話します。
タオルは花粉が付着しやすい
タオルは、すべすべとした手触りの衣類等のお洗濯物より、花粉が付着しやすいと言われています。
それはタオルは繊維が細かく毛羽立っているため、その凹凸に非常に小さな花粉が入りやすいから。
そして花粉の種類によっては、湿度を好み、タオルの湿度で粘り気を増すそう。
ですから、付着してから振り落とすよりも、タオルに花粉を付着させない事が大切なのですね。
夜間に外干しをするのはNG
スギ花粉は夜は飛ばないと言われているため、夜間に外干ししている方はご注意を。
日中に地面にたまった花粉が夜に舞い上がる事があります。そしてお洗濯物に付着してしまう事も。
柔軟剤は花粉を落とすけど吸水性が低下する事がある
柔軟剤は滑りを良くすることで花粉を落としやすくすると言われています。
でもタオルに柔軟剤を使用すると吸水性が低下することがあるのでご注意を。
タオルの吸水性が低下すると、ゴシゴシ拭きの原因になり、お肌に摩擦ダメージを与えてしまう事にも繋がります。
ご使用の際は用量を守り、控えめに使いましょう。
花粉症対策にふわふわで乾きやすいタオルがおすすめ
花粉症の方におすすめしたいのは、ふわふわで乾きやすいタオルです。
その理由を紹介します。
花粉症で荒れたお肌の摩擦ダメージを軽く
花粉の季節に何度も鼻をかんだり目元を拭いていると、どれほどそっと拭いていても、次第にお肌がヒリヒリしてしまいます。
そうでなくても、花粉の季節にはお肌が荒れてしまう…という方もいらっしゃいますよね。
ふわふわのタオルなら、ヒリヒリしたお肌にさらなる摩擦ダメージを与えることなく、お顔を拭くことができます。
そっと押さえるだけで水分を吸うタオルが良いでしょう。
部屋干し臭軽減のため、乾きやすさも大切
とはいえ、ふわふわのボリューム系タオルは乾きにくいものが多いのも事実です。
お肌に優しいコットンを選べばなおさら、素材の性質も手伝って、なかなか乾かず困ったご経験がある方も多いのでは。
花粉症の方は乾燥機を使うか、部屋干しが基本。
そして、部屋干しで気になるのが部屋干し臭ですよね。
部屋干し臭は生乾きの状態が続き、雑菌が繁殖することで起こります。
生乾きの状態を少しでも短くすることが部屋干し臭を防ぐ事に繋がるのです。
花粉症の方には乾きやすいタオルである事も大切なのです。
蒸しタオルも、ふわふわタオルがベター
花粉症の鼻詰まりを和らげるために蒸しタオルを使う方法があります。
蒸しタオルを使う場合、薄手のタオルよりふんわりとした厚手のタオルの方がおすすめです。
厚手のタオルは薄手のタオルと比べ温かさが持続し、水分を多く含んでいるため蒸気を長時間保持しやすく、より効果的な蒸しタオルができますよ。
さいごに
タオルでできる花粉症対策と花粉シーズンのタオルのお洗濯について紹介しました。
タオルだけで花粉症の辛さをすべて取り除くことは難しいですが、少しでもより快適に過ごせるようお手伝いができれば嬉しいです。